東京は世界の食文化が交差する街
東京にいながら、まるで世界を旅しているかのようなグルメ体験ができる――。これは、食文化の交差点ともいえる東京ならではの魅力です。
街を歩けば、目に飛び込んでくるのはフランスのビストロ、タイの屋台料理、ブラジルのシュラスコレストラン、そしてスパイスの香りが漂うインド料理店。国ごとの食文化がそのまま息づいている店もあれば、日本ならではのアレンジが加わった創作系多国籍レストランも増えています。
なぜ、東京にはこんなにも多様な食が集まるのでしょうか? その理由とともに、おすすめの多国籍レストランを紹介し、さらに「多国籍グルメの楽しみ方」についても掘り下げていきます。
次のセクションでは、東京で楽しめる代表的な多国籍グルメをジャンルごとに見ていきましょう。
【第1章】東京で味わえる多国籍グルメの代表例
東京の多国籍グルメは、ジャンルごとに個性的な魅力があります。アジア、ヨーロッパ、中東・アフリカ、南米・北米といったエリア別に、どんな料理が楽しめるのかを見ていきましょう。
① アジア料理 – 本場の味がそのまま東京に!
東京には、韓国、タイ、インド、ベトナムなどのアジア各国の本格料理店が点在しています。
- 韓国料理:新大久保を中心に、サムギョプサルやチーズタッカルビなどが楽しめる店が多くあります。最近では、韓国の屋台料理を再現した「ポチャ(屋台)スタイル」のお店も人気です。
- タイ料理:トムヤムクンやパッタイなど、日本人にも馴染みのある料理が豊富。代々木や高田馬場には本場の味を楽しめる店が集まっています。
- インド料理:ナンとカレーのセットが人気ですが、最近は「南インド料理」の専門店も増加。ミールス(インドの定食)は、日本ではなかなか味わえない奥深さがあります。
② ヨーロッパ料理 – 本場のシェフが腕を振るう名店多数!
イタリアン、フレンチ、スペイン料理を中心に、ヨーロッパの食文化も東京にしっかり根付いています。
- イタリア料理:ピザやパスタは定番ですが、最近は“本場のマンマの味”を再現する郊外の小さなトラットリアも人気。
- フランス料理:高級レストランからビストロまで幅広く、特に代官山や銀座にはフレンチの名店が集中。
- スペイン料理:パエリアやタパスを楽しめるバル文化が東京にも広がっており、赤坂・六本木エリアには本場さながらの店が並んでいます。
③ 中東・アフリカ料理 – スパイスと香りがクセになる!
エキゾチックな中東・アフリカ料理も東京で楽しめます。
- トルコ料理:ケバブが有名ですが、実は煮込み料理やトルコ風ピザ「ラフマジュン」も絶品。
- レバノン料理:ヘルシーなフムス(ひよこ豆のペースト)やタブーリ(パセリのサラダ)が女性にも人気。
- エチオピア料理:手でちぎって食べる「インジェラ」という発酵パンが特徴的。
④ アメリカ・南米料理 – ボリューム満点の情熱の味!
アメリカ、メキシコ、ブラジルなどの料理は、肉好きにはたまらないボリューム感があります。
- メキシコ料理:タコスやブリトーはもちろん、最近は「メスカル(蒸留酒)」を提供する本格的なバーも増えています。
- ブラジル料理:シュラスコ(ブラジル式BBQ)は、食べ放題スタイルが主流で、銀座や新宿に専門店があります。
- アメリカ料理:ハンバーガーやステーキの専門店が充実。特に、クラフトバーガーブームが続いており、個性派ハンバーガー店が増加中。
東京は、まさに“世界の食文化が集結する都市”と言えるでしょう。次のセクションでは、具体的におすすめの多国籍レストランを紹介していきます。
第2章:東京で訪れるべき多国籍レストラン5選
東京は、世界各国の料理を楽しめる多国籍レストランの宝庫です。今回は、特におすすめの5店舗をご紹介します。
1. ロス・バルバドス(渋谷)
アフリカ、カリブ、アラブ料理を提供する異国情緒あふれるレストラン。店内では店主こだわりのコンゴ音楽(リンガラ)が流れ、まるで海外にいるかのような雰囲気を味わえます。
📝 おすすめメニュー:ヴェジタリアン・マッツァ(自家製ピタパンとレバノン風野菜惣菜のセット)
📍 所在地:東京都渋谷区(詳細な住所は公式情報をご確認ください)
⏰ 営業時間:ディナータイムは19時までの来店で予約可能(カウンター8席の小さな店のため、4名以上の予約不可)
🌐 公式サイト:http://losbarbados.jp/
2. ゼロツー ナシカンダール トーキョー(大手町)
日本初のマレーシア屋台スタイルのインド料理店。好きなカレーやライス、副菜をワンプレートに盛り付ける「ナシカンダール」が特徴で、ハラルやベジタリアン対応のメニューも充実しています。
📝 おすすめメニュー:ナシカンダール(数種類のカレーや副菜を組み合わせた一皿)
📍 所在地:東京都千代田区大手町1-9-2 グランキューブ1F
🚃 アクセス:東京メトロ大手町駅から徒歩約6分、JR神田駅西口から徒歩約9分
⏰ 営業時間:
- 月~金:11:30~21:00(L.O20:30)
- 土・日:11:30~15:30(L.O15:00)※売り切れ次第終了
🌐 公式サイト:https://zeroonecurry.com/zerotwocurry/
3. グラシア ガストロバー デ バルセロナ(広尾)
スペイン・カタルーニャ地方の料理をベースにしたガストロバー。カジュアルな雰囲気の中で、本格的なスペイン料理と豊富なワインを楽しめます。
📝 おすすめメニュー:イカスミのパエリア(濃厚な旨みが楽しめるスペインの定番料理)
📍 所在地:東京都港区広尾(詳細な住所は公式情報をご確認ください)
🌐 公式サイト:http://gracia-tokyo.jp/
4. トレーダーヴィックス 東京(赤坂見附)
ホテルニューオータニ内にある南国リゾート風のレストラン。ステーキやビュッフェ、トロピカルカクテルを楽しめる贅沢なダイニングです。
📝 おすすめメニュー:マイタイ(名物のトロピカルカクテル)
📍 所在地:東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ東京内
🌐 公式サイト:http://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/vics/index.html
5. シンガポール・シーフード・リパブリック銀座(銀座)
シンガポール政府公認のシーフードの名店がタッグを組んで日本に上陸したレストラン。銀座の街並みや東京タワーを眺めながらアジア各国の美味しさを堪能できます。
📝 おすすめメニュー:チリクラブ(ピリ辛のソースと新鮮なカニの旨みが絶妙な一品)
📍 所在地:東京都中央区銀座(詳細な住所は公式情報をご確認ください)
🌐 食べログページ:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13058590/
これらのレストランでは、東京にいながら世界各国の本格的な料理を味わえます。次のセクションでは、多国籍グルメをより楽しむためのポイントをご紹介します。
【第3章】東京の多国籍グルメをもっと楽しむ3つのコツ
東京には多くの多国籍レストランがありますが、ただ訪れるだけではもったいない! より深く、より楽しく味わうためのコツを3つ紹介します。
1. ローカルなエリアを開拓する
新宿や銀座といった有名な繁華街には人気の多国籍レストランが集まっていますが、本当にディープな味を求めるなら、少し視点を変えてみましょう。
- 新大久保:韓国料理の聖地として知られていますが、最近はタイやベトナム料理の名店も増加中。現地の食材店も多く、食べるだけでなく買い物も楽しめます。
- 高田馬場:カレー激戦区として有名。ネパール・バングラデシュ系の本場の味が楽しめる店も多いです。
- 大塚・池袋:中華系のディープな料理が揃うエリア。四川や湖南料理の専門店が点在し、本場の辛さを楽しめます。
定番のエリアだけでなく、ローカルなエリアを探検することで、新しい味に出会えるかもしれません。
2. 「現地の食べ方」を意識する
せっかく本場の味を楽しむなら、食べ方にもこだわりたいところ。例えば…
- インド料理なら、右手で食べる(南インドのミールスなど)
- エチオピア料理はインジェラ(発酵パン)をちぎって手で食べる
- メキシコ料理はタコスを折りたたんで片手で食べる
現地流の食べ方に挑戦することで、よりリアルな体験ができます。店のスタッフに「本場の食べ方を教えてください」と聞いてみるのもおすすめです。
3. 料理だけでなく文化も楽しむ
多国籍レストランの魅力は、料理だけにとどまりません。その国の文化や雰囲気を感じることも楽しみ方のひとつです。
例えば…
- トルコ料理店ではベリーダンスショーを鑑賞
- スペイン料理店ではフラメンコライブが開催されることも
- アラビア料理店で水タバコ(シーシャ)を体験
料理を通じて、その国の文化に触れることで、より深い食体験ができます。
【第4章】まとめ:東京で多国籍グルメを楽しむ醍醐味
東京は、まさに食文化の交差点。世界中の料理が集まり、異文化を味わえる貴重な都市です。本記事で紹介したように、多国籍レストラン巡りには以下のような魅力があります。
✅ 本場の味を楽しめる – 各国出身のシェフが腕をふるう店が多く、現地の味をそのまま再現している店も少なくありません。
✅ 食を通じて文化を体験できる – 料理だけでなく、現地の雰囲気や伝統的な食べ方も楽しめるのが醍醐味。
✅ 東京ならではの多様性が味わえる – 1つの都市で世界各国の料理を気軽に楽しめるのは、東京ならではの特権です。
新しいレストランを開拓し、食を通じて世界旅行気分を味わうのも楽しいものです。次の週末は、ぜひ気になったお店を訪れてみてはいかがでしょうか?